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Guatemala

グアテマラ―ホンジュラス国境情報

※グアテマラからホンジュラスのコパン遺跡へ行く場合の国境情報です。

①国境にて、グアテマラの出国手続
→パスポート提出、Q10.00を支払う。
②少し歩いて、ホンジュラスの入国手続
→パスポート提出、Q25.00(US$5.00?)を支払う。

◎両替
両替屋がいます。
Q1.00=L2.50で両替しました。

トヨタ・ハイエース直行バス。 – Antigua / Border with Honduras, Guatemala

ホンジュラスのコパン遺跡まで、快適シャトルバスがあるというので利用する。バス強盗がこの辺りではよく起きているようで、それを極力避けるために気をつけると良い点がいくつかあるのである。

手荷物から目を離さない、できる限り夜の移動を避ける、ということの他に、できれば直行のバスで移動する、というのがその一つである。ちょこちょことストップするとそこで強盗が車内に押し入ってくる可能性があるからだ。

クリスマス前からお正月前にかけては、強盗たちも家族へのプレゼント購入に励まなければならないので、その資金調達にむけてよく働くのだという。

こうして今回は、アンティグアからコパン遺跡近くのコパン・ルイナスまで出ている、直行シャトルバスを利用するにいたる。

待ち合わせ時間ぴったりに宿まで迎えに来たのは、真新しいトヨタ・ハイエース車であり、運転手は外国人の扱いに慣れたさわやかグアテマラお兄さんである。快適はなはだしい。予定時刻ぴったりのまだ外は暗い4時に出発し、お兄さんの運転によって、12人の旅行客は9時半過ぎにホンジュラスの国境に到着する。

国境は、山がそびえたつ麓にあり、左の建物がグアテマラ、1分ほど歩いた右の建物がホンジュラスの建物になっている。ゲートはそれぞれその建物の向こう側にある。

グアテマラ出国は、10ケツァルを支払って、「どこに向かうのか?」という質問に答えるだけだ。
そこから右側に顔を向けると、既にホンジュラスの入国管理の建物の脇に「コパン遺跡 10km」の看板が見えている。

火山に囲まれた街 – Antigua, Guatemala

朝は宿のテラスで、昨日買っておいたバナナパウンドケーキと苺ヨーグルトを食べる。テラスからは、アグア、アカテナンゴ、フエゴ山をのぞむことができる。

その内に、フエゴ火山のてっぺんから、薄くグレーがかった煙があがっているのが見えた。辺りに人が住んでいないというフエゴ山が、噴火しているのだ。

朝食をとってから、3つの火山に囲まれたアンティグアの街を一望できるという十字架の丘に向かう。大きな十字架が街を見下ろすようにたっており、煉瓦の屋根と白や黄色、ピンクや青色の壁が街中に広がっている。ブーゲンビリアの明るいピンクやのオレンジ色の花々や木々が街に彩りを添えている。

この街は、植民地政府の3番目の首都として1543年に創設されたが、1773年の地震によって、首都がグアテマラ・シティに移された。街のあちらこちらに、その地震で崩壊した教会が建物の廃墟が残っており、丘の上からもその様子をうかがい知ることができる。

丘から降りて、廃墟があるというカプチナス修道院、現在も機能しているサン・フランシスコ教会、17世紀に入植したスペイン人の住居、カサ・ポペノエなどを回る。

教会施設の廃墟となっているサンタ・クララ修道院の前には公共洗濯場があって、噴水の前に洗濯をするための窪みがずらりと並んでいる。民族衣装を着た家族も洗濯をしに来ている。

赤ん坊をその窪みにすぽりとはめて、その間に隣の窪みで洗濯をする。そばで子どもたちはジュースを飲んだり、お菓子を食べたりしている。

そこからしばらく歩くと、エルマーノ・ペドロ教会という、病院が併設されている施設にたどり着く。カナダからグアテマラに移住してきたという女性が、親のいない女性にケーキをもってきたのだと言う。頭には赤いトナカイのかぶりものをつけ、手には白とピンク色の大きなショートケーキを抱えている。この病院には、身体障害者や、身寄りのない人などが住んでいるのだという。

中庭にはクリスマス用の飾りつけが施されている。車いすに乗った幾人かの男性が中庭でゆっくりと時間を過ごしている。

その内の一人の男性が、車いすの車輪を押して室内にいるこちらに近づき、淡い色のマシュマルのようなものを手渡そうとしてくれるが、間の植物が遮って、それもかなわなかった。代わりに、歩くことのできる男性が植物の間をぬって、こちらに来て、話をする。

コロニアル美術館、カテドラルの廃墟、中央公園を通り、市場の中にある食堂でPollo doradoを食べる。鶏肉のフライにトマトソースをかけたものに、フライドポテトとライスとトルティーヤ、野菜スープのついたセットだ。

食堂は看板からテーブルクロスまでペプシの広告で溢れている。メニューの中に「炭酸飲料」とあるのはペプシのことだという。わたしたちは、炭酸と同義のペプシを注文する。瓶に入ったストローは、飲んでいるうちに、中に入ってしまう。

市場を回り、スーパーマーケットDespensa Familiarで買い出しをした後、夜はグアテマラ料理である骨のついた七面鳥の肉を野菜と煮込んだカキックを食べに、有名店だというラ・フォンダ・デ・ラ・カジェ・レアルに向かう。

大きなざらりとした質感の器によそわれたカキックと、小皿に入れられたスパイス、かわいらしい丸い器に入れられたライスと、そこに添えられた上品なタマレ。

有名人も訪れるというだけあって、味が洗練されていて、おいしい。
それでも、今日はCancheおばあちゃんは何を作っているのかな、とふと、想った。

交通の要所 ロス・エンクエントロス(LOS ENCUENTROS)

・ケツァルテナンゴ(シエラ)からチチカステナンゴ
・チチカステナンゴからパナハッチェル
・パナハッチェルからアンティグア
へチキンバスを利用して行く場合の交通の要所、LOS ENCUENTROSという地名があります。

1.ケツァルテナンゴ(シエラ)からチチカステナンゴへ行く場合
 直通のバスであれば、問題ありませんが、グアテマラシティ(GUATEと書いてある。)行き
の場合は、LOS ENCUENTROSで乗り換える必要があります。

2.チチカステナンゴからパナハッチェルへ行く場合
 チチカステナンゴからパナハッチェルは、直通のバスは少ないようなので、
GUATE行きのバスに乗り、LOS ENCUENTROSで乗り換えます。
パナハッチェル行きのバスがあればいいのですが、途中の行きのバスの
場合が多いようなので、SOLORA行きの場合は、SOLORAにてパナハッチェル行きのバスに乗り換える
必要があります。SOLORAからパナハッチェル行きのバスは、中央広場の角から出ています。
(「PANA PANA」と呼んでいます。)

3.パナハッチェルからアンティグアへ行く場合
 直通のバスは少ないので、
GUATE行きのバスに乗り、
OR
SOLORA行きのバスに乗り、SOLORAからLOS ENCUENTROSまで行き、GUATE行きのバスに乗り換え、

チマルテナンゴで乗り換えます。
GUATE方面へ向かう道路から、アンティグア方面へ行く道路がある交差点で降り、
アンティグア行きのバスに乗ります。
とても混んでいるので、荷物には十分注意してください。

Cancheおばあちゃんの、優しい手。- Antigua, Guatemala

アンティグアにはスペイン語学校がたくさんあって、他の町よりも治安が良いと一般的には言われている。歴史地区が世界遺産に指定されていて、政府、市、観光局も治安改善に力を入れているのである。あちらこちらで警察官が銃をもって立っていたりする。

そして、おしゃれなカフェが多い。

こうして、わたしたちはアンティグアの老舗カフェであるドーニャ・ルイサで、たっぷりとチーズがのせられたじゃがいもとかりっと焼かれたベーコンとトーストをグアテマラコーヒーといただきながら、ゆっくりと時間を過ごす。

中庭がオープンカフェになっており、入口の掲示板にはスペイン語レッスンについてや旅情報などが掲載されている。途中、カリフォルニア在住のメキシコ人だという男性に日本語で話しかけられる。

このカフェは、香ばしいかおりのするパン屋とケーキ屋も併設しており、バナナのパウンドケーキを買う。

外に出ると、すっかり日が暮れていて、Las posadas de mi barrioと題された、クリスマス前9日間に行われる行事が中央公園で行われていた。宿を探すマリアとヨセフ像を乗せた神輿を子どもたちが担ぎ、ろうそくのともった灯りを手に行進していく。家を一軒一軒回るのだという。子どもたちはマラカスをならしたり、亀の甲羅でできた打楽器をたたきながら、進んでいく。

公園中央の噴水にもサンタの格好をした人々が、写真撮影に応じている。

時計台をくぐってから、メルセー教会に向かう。そこでも灯りをもつ人々が列を成し、クリスマス用の装いをしている人々がいる。教会の中ではライブが行われ、ジングルベルなどを演奏している。いよいよクリスマスが近づいていることを感じるのである。

今日も夕ご飯をLa Cancheでいただくことにする。今日も昨日と同じ3人が店にいる。店にはメニューはなく、その日にある料理から選ぶ。今日はひき肉と野菜の煮込み料理があるということで、それをお願いする。昨日と同じようにアボガドに塩をかけ、チーズとパンといただく。

昨日会ったフランス人カップルも昨日と同じく入店してくる。

Cancheおばあちゃんが、途中フルーツポンチを食べますか、とグラスに入れて差し出してくれた。それは甘い甘いフルーツポンチだった。

店内ではクリスマスの飾りつけが行われていた。街中かクリスマスに向けて大忙しなのである。

店を出ようとすると、おばあちゃんは、ずんずんとレストランの前にある食料品店のほうへと歩いて行き、お菓子だといって、ホワイトチョコとお菓子を二つ袋に入れて、手渡してくれた。

最後に握手を求められ、昨日同様、握手をする。ずうっとキッチンに立っている女性の手とは思えない、すべすべとした、柔らかくて、小さくて、優しい手だった。