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Mexico

ささやかな、旅のじょうほう – Cancun, Mexico

カンクンのAv. Tulum No. 20 SM. 5.のBancomerはレートが驚異的に抜群でした。大人気で多少待ち時間がありますが、通常1ドル=13ペソ程度のところ、ここは1ドル=13.86ペソ。見たことのない数字に度肝をぬかれました。(2011年11月23日現在)

価値観が違う。

人と人とがうまく付き合えないときに、
「価値観が違うから」とよく言う。
価値観という言葉は、いつできたのか。
僕が子どものときには、無かった。

音楽性の違いとか、お金の遣い方とか、
行事を大事にするとか、タオルの使い方とか、
ゴミの分別の仕方とか、牛乳の種類とか、
見たいテレビ番組とか。
はっきりした理由があるはずなのに、
全て価値観という言葉で片付けてしまっている気がする。

価値観なんていうぼんやりした言葉を使わずに、
もっと、うまくいかないはっきりした理由を見つけて解決すれば、
もっとうまくいくと、僕は思う。

カリブのエメラルドグリーン – Cancun, Mexico

今日もキューバの下調べや両替をした後、カンクンビーチへ。その「ビーチの綺麗さには驚く」と聞いたパブリック・ビーチ、Kukulcan Plaza前のビーチへ行く。カンクンにはパブリックビーチが何か所かあり、だれしもが泳ぐことのできる場所となっている。

今日はクバーナ航空に立ち寄ってからのビーチに向かったので「R-2」(ルート2)に乗る。冷房のがんがん効いた、髪の毛を固めた男子率の高い、明るいバスだった。

ホテル街にはいまだ建築中のホテルやオープン間際の巨大ホテルもある。そして、その間には売り出し中の物件やレンタル可能な物件も、ある。

思いもよらず、このビーチは、エメラルドグリーンの海にかもめがいる静かなビーチだった。人もまばらだ。ライフセーバーもいてくれて、砂浜も白い。

帰りにお邪魔したメキシコ資本のLive Aquaというホテルは、その外見によらず、プライベート感たっぷりの落ち着いた良いホテルだった。

再びR-2のバスに乗り、ダウンタウンのメルカド28(市場)に行き、夕食にする。バスの中でも道でもわたしたちが地図を片手にしていると続々とどこに行きたいのか、手助けは必要かと声をかけてくれる人たちがいる。

市場の中でもそれぞれの店が兄弟かのように、わたしたちが希望を伝えると、それならこっちの店をお勧めするよとわざわざ一緒についてきて指し示してくれたりする。
こうして陽気なおばちゃんが作り、優しいお兄さんがサーブしてくれるBugambiliaというお店でグリーンソースをかけたチラキレスをいただく。チラキレスとは、揚げたトルティージャにグリーンソースをたっぷりとかけて煮立てたもので、今回は鶏肉を加えてもらった。チーズにクレマ(Crema)ものせて、サイドに豆のペースト、フリホレス・レフリトスが置かれている。ビールはLeon。これもコロナや各Modelo、VictoriaやPacíficoビールを作っているモデロ社のビール。コクがあって甘さに少しの苦味がきいている。

宿に帰ると、米国への入国を拒否されていたイギリス人のおじちゃんが「高級な巨大ホテルも良い。自然なビーチも良い。結局、人間は両方必要なんだ」といつもの通り、つぶやいた。

カンクンの表情 – Cancun, Mexico

今日もキューバ行きにあたり調べものをした後、屋台のおじちゃんからキンキンに冷えたオレンジを買ってつまみながら、ビーチに向かう。

宿のMalenaさんが教えてくれたPlaya Tortugasのビーチに行く。波が静かだと勧められたが、そこは遊び心たっぷりのビーチになっており、「Duck Tours」なる、「I love Cancun」と書かれたバスがそのまま海につっこんでいったり、バンジージャンプやそれに喝采を送る人々、のりのり音楽いっぱいのレストランで囲まれているビーチだった。

わたしたちはホンジュラス出身で韓国の女性と結婚をしたというおじちゃんに話しかけられた。サンフランシスコの中華街で人生を過ごしたというその人は、今はお金もないが、こうしてビーチで友だちとのんびりしているんだ、と言った。

歩く人の少ないゴルフ場の脇や小規模だけれどセンスの良い建物が並ぶ道を進んでPresidente Intercontinentalホテルに少しお邪魔したあと、ダウンタウンへと戻るバス、ルート1に乗り込む。

時刻はちょうど18時半頃。
辺りはもう暗くなっている。
高級ホテル街で働く労働者がちょうど家路に着く時間のようであり、
バスは入口まで溢れるほどの人で詰め込まれていた。

「R-1」(ルート1)と書かれたバスのフロントはひびが入っていて、
爆音のラップがバスの壁さえジンジンと響かせている。

一日の仕事で疲れたのであろう人々が
黙々と帰る場所へと向かっている。
サングラスをかけたおじさんやお兄さんが
少しすれた格好をしてじっと座っている。
寝ているのか、ぼうっとしているのかはわからない。

満員に人を乗せたバスの運転手が
好きなラップを爆音で流し
それを、ある者は窓の外を眺め、ある者は目を閉じて、
ただじっと聞いている。
まるでこの乗客たちを先導しているかのようだ。

巨大に輝く高級ホテルやカジノ、ショッピングモールを横目に
バスはみなが帰る場所へと向かっていく。

今晩は以前カンクンに旅をしたというお友だちに教えてもらったPescaditosというレストランで食事をすることにする。

DJがいて、英語のメニューがある。
お勧めをしてもらっていた白身魚と海老や貝をトマトや唐辛子であわせてレモン汁に付けたシーフード、セビーチェと白身魚のフライ、ペスカディートを注文する。

メキシコで地元の人がコロナ瓶を飲んでいるのをあまり見かけない。でもここはやっぱりコロナを注文することにする。前回別のレストランでコロナを注文したときはライムは出てこなかった。メキシコでは、ざっくりと切られた、食事にかけるためのライムなどがポンと置かれて出てきたりして、メキシコおじちゃんたちもそのライムを無造作に手できゅっと缶のビールに絞り入れるといった具合にしているが、このレストランではコロナ瓶に入るサイズのビール専用ライムを持って来てくれた。

カンクンはいろいろな表情を見せてくれた。

カリブ海という名の海と、ステキリゾート、カンクン。 – Cancun, Mexico

カンクンからはキューバのハバナにフライトが飛んでいる。次の目的地キューバに行くための準備や下調べをした後、ステキリゾート、カンクンの町へと繰り出す。

ダウンタウンにある、中華とメキシカンがミックスされた店先で海老と魚の入ったタコスが焼かれており、吸い込まれるように、それを注文する。サラダもシーフードも、とてもうれしい。近くのLa MICHOACANAというアイスクリーム屋さんのチョコチップアイスにまた吸い込まれ、注文する。二つもボールの乗っかったアイスクリーム。

それから、ようやくカリブ海と名のついた海を拝見しに、バスに乗る。
カリブ海。響きが素敵に過ぎる。

ダウンタウンからはルート1というバスが、高級ホテルエリアまで24時間走っている。その庶民の足、ルート1は、ウェスティンやリッツ・カールトン、巨大リゾートホテルがどんどこどんと、続いていく道をぐんぐん進んでいく。カルティエやヴィトンなども入ったラグジュアリー・アベニューというくらくらする名前のショッピングエリアも勢いよく通過していく。

宿の人に勧めてもらったEl Mirador / Playa Delfinesという場所で降りる。
メキシコでは屋外でアルコールを飲めず、革命記念日であろうと、みな律儀にソフトドリンクを片手にした。でもここでは、コロナを片手にした人々を見かける。別世界なのだ。

カリブ海にポンと、手で触れる。
思っていたより、海の色は青く、水は温かかった。
白い砂浜に座り、日が沈み空の色が暗くなっていくのを眺める。
空に星が一つ、二つと増えていく。飛行機が何台も光を放ちながら、飛んでいく。
この先には、キューバがある。

しばらくぼんやりした後、高級ホテルにちょっぴりお邪魔する。
バスに再び乗り込んで ダウンタウンのQuesadillas Tierra del Solというお店でMollejasとCuitlacocheのQuesadillaと鶏肉のEmpanadaを注文する。このお店には、ビールは、ない。

パラパス公園では昨日の革命記念日イベントの後片付けが始まり、遊園地は解体作業が行われ、子どもたちはその横で小さな車を乗り回している。

宿に帰ると、今日マイアミへの飛行機に乗る予定だったイギリス人のおじちゃんが、アメリカから自国(イギリス)までのチケットを持っていないとアメリカに入国できないと言われて乗れなかったとつぶやいて戻ってきていた。そして受付のお兄ちゃんは、遅くまで日本のアニメを見ている。