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ペルーの終わり。 – Puno / Kasani (Border with Bolivia), Peru

今回はボリビアのラパスまで国際バスを使うことにしたので、とても楽な国境越えになりそうだ。そのうえ、朝はバス会社の男性が宿まで迎えに来てくれた。

宿の前につけられたバンに乗り込み、ぼうっとすること5分、もうバスターミナルに到着である。Pan Americano社の窓口で、氏名と年齢、国籍、パスポート番号と職業を紙に書いて、それからひょいと鞄をバスにのせて乗車すると、ボリビアのイミグレーションカードが各自に配られる。

いたって快適な国境までの道だ。

バスは7時半に発車し、ティティカカ湖に沿って大きな曲線を描きながら、湿地の中の平らな道を進んでいく。辺りは畑が広がり、紫や白、黄色の花が咲き乱れている。

プーノのスーパー、Plaza Veaで買っておいたバニラのヨーグルトを飲み、昨晩露店で買っておいたパンをかじる。

ところどころに石組みが残され、人々は畑を耕し、ロバはのんびりとしている。動物市が開かれているところには、辺りから豚や羊を引き連れた人々が集まってくる。

やがて丘を越え、ヨットの浮かぶ湖のほとりに広がる町を眺めながら、10時には国境、Kasaniに到着する。今までのように両替商が集まってくることもなく、Your Small Bankと書かれた黄色い建物の両替所があり、その周りに数人の両替商が席を構えている。

両替所で両替を済ませ、すぐそばの警察署に立ち寄り一度パスポートを見せる。「バケーションか?」という質問に答えた後、その横のイミグレーションオフィスに入り、スムーズに出国手続きは終わる。

辺りには羊が草をはみ、向こうには山頂に雪をかぶる山が見えている。坂を上がったところにある煉瓦の門をくぐれば、もうペルーを離れることになる。