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イランからトルクメニスタンへ向かう – Mashhad / Ghuchan / Bajgiran / Border with Turkmenistan, Iran

今日はイランからトルクメニスタンに向かう。トルクメニスタンは破天荒な前大統領、ニヤゾフ大統領の独裁激しい国、といったイメージで、どきどきとしながら朝の支度をする。

温かいコーヒーを家でいただきながら、バーさんの奥さんがトルクメニスタン国境までの中継地点、Ghuchanまでのバスが出ている大通りまで車で送ってくれると言うので、お言葉に甘える。最後までとても心優しい。

バスが走ること2時間ほど。Ghuchanの街は宗教的に保守的だと聞いていたので、ヒジャブが頭から外れないように気をつけながら、国境Bajgiranまで向かう乗り合いタクシーの乗り場まで、タクシーに乗っていく。

近くの商店でオレンジのスポンジケーキやチョコ、バニラのクッキーにヘーゼルナッツのウエハース、それに棗などを買い求め、乗り合いタクシーに乗ってトルクメニスタンとの国境へと車を飛ばす。

辺りは乾いた丘が連なっている。助手席に乗った男性は運転手に向かってずっと何かを語りかけ続けている。

1時間ほどでイミグレーション・オフィスにたどり着く。中には、やはりエマーム・ホメイニとアリ・ハメネイ師の肖像画がかけられている。

もうずっとイミグレーションのパソコンが壊れているといって、多くの人々が窓口で待っている。その多くがどうやらフランスのglobe trotterという団体が主催している車での横断旅行者で、既にかれこれ3時間ほど待っているのだと言う。

ようやくパソコンが復旧すると、担当者は束になった一つ一つのパスポートを見ながら、パソコンにゆっくりと情報を入力していく。

わたしたちも2時間半ほど待ってようやく順番が来ると、何も聞かれずにただボンとスタンプを押されて出国となる。

イランのイミグレーション・オフィスを出ると、もう目の前にトルクメニスタンのイミグレーション・オフィスが見えている。てくてくと歩いていくと、トルクメニスタンとの国境のゲートでパスポートチェックが行われている。いかにも人の良さそうなイランの若者担当男性は、わたしたちが日本人であることが分かると、日本は良い、あと10メートルでトルクメニスタンです、とにこにこしながら言った。