日本帰国 – Osaka / Kyoto, Japan
世界をくるりとまわって、韓国の釜山から船にのって、10月5日、大阪に到着しました。そして今は京都祇園の宿。
大阪の港の近くで地図をあれこれと回していたら、どこに行きたいのですかと声をかけてくれる女性がいた。
電車には時刻表があった。満席に近い乗客がいるのに車内は静かで、ぽかぽかと暖かい日ざしに包まれた電車はただごとりごとりと揺れ、時折踏切の音が聞こえてくるばかり。
いくつかの川を渡り、布団の干された団地を横切っていく。駅に降りれば、ふわりと天ぷらの匂いが漂ってくる。
京都では、3歩歩けば渡りきる横断歩道の信号を、みんなが律儀に守っている。
レストランに入れば、客のようすを見て、飲み物を提案してくれる。
生の魚を心配せずに、とろりと食べることができる。
お釣りだって、手先までぴしりと伸ばして丁寧に渡される。
閉店時間の30分前に鰻屋に入って来た若い女性客が、遅い時間に来てしまってごめんなさいと大将に頭を下げる。
タクシーの運転手は、客を乗せるためにぱぱと運転席を離れ、ドアを開ける。
女将さんは、おおきに、ありがとうございます、と店先で頭を深々と下げて、ずっと客を見送る。
控えめな心配りが、一人一人の生活にいき渡っている。
それぞれが、それぞれの道のプロ。
こんな国、他にない。
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明後日には、トウキョウ。