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アルゼンチンから午後ウルグアイに行き、日帰りで帰る。 – Buenos Aires, Argentina

ウルグアイのコロニア・デル・サクラメントという街は、ブエノス・アイレスからラ・プラタ川をはさんだ対岸にある。つまり、川を渡れば、ウルグアイ、である。ウルグアイについて聞いたことがあるのは「ウルグアイ・ラウンド」くらいしかなく、ブエノス・アイレスからこんなに近いことも知らなかった。

昨日まだ席のあった船は13時50分ブエノス・アイレス発の船、帰りは20時45分コロニア・デル・サクラメント発の船で、それで往復する。つまり、午後から出て、夜には戻ってこれる場所にある。

朝は宿でいつものフランスパンやらごまパン、甘いパンにミルクコーヒーを合わせてゆっくりといただく。

13時には船着き場であるTerminal Puerto Madero Surに来るようにということだった。洗練されたプエルト・マデーロ地区をぬけ、やや錆びれた倉庫のそばにあるターミナルへと向かう。

ターミナルは真新しく、入口でチェックインをすると、氏名、パスポート番号や生年月日、性別や国籍の印刷された紙がタタタと印字されて渡される。

その横にある通路を入るとすぐにX線の荷物検査がある。横には、ぼんやりとした茶色い麻薬犬が座っている。いかにも麻薬に興味がなさそうなその犬の鼻に、係の男性は次々と鞄を押しつけていく。犬は、あくびをする。背後にもう一匹の黒い犬がスタンバイをしているが、こちらも仰向けに寝ているばかりである。

イミグレーションは、そのすぐ脇にあり、アルゼンチンの出国スタンプを押したら、隣の担当がウルグアイの入国スタンプを押す、といった具合だ。わたしたちがパスポートを渡した際に、担当の女性が携帯電話を片手に誰かと話し始めて、何か問題でもあったのかと思ったが、結局何の問題もない。

楽ちんなこと極まりない。

こうして一度アルゼンチンを出国する。