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あっという間のボツワナ縦断 – Francistown / Kasane / Border with Zambia, Botswana

日の出に空が赤くなってから1時間半ほど経った8時前、バスはフランシスタウンに到着する。直角の硬い座席に、天井からビニール袋がいくつもぶらさがっているバスの中で、乗客たちはみな笑顔で元気だ。水色のバスの前方には、ナイキのロゴが白いペンキで描かれている。

ここから、ザンビアとの国境であるカサネまで向かいたい。

バスを降りた場所から、カサネ行き乗り合いバンが出ているターミナルまで少し離れているというので、タクシーに乗って向かう。タクシー運転手はカサネ行きバンの乗り場までタクシーをつけてくれた。

「これがカサネに行くから、これに乗ったら良い。」指差されたバンにそのまま乗り込む。窓の外ではスナックや果物を売る女性たちがいる。満席になるまで30分ほど待ち、バンはぎゅうぎゅう詰めで出発する。

フランシスタウンの町にはSPARのスーパーもあり、中華系レストランもある。

バスは牛が草を食む平らな大地を走り続ける。ボツワナはダイヤモンドの生産地として、南部アフリカの中で最も豊かな国ともいわれている。それでもUNAIDSやWHOの報告によると、人口の約24%がHIV感染者なのだという。それは人口比率にも影響を与え始め、大きな脅威となっている。

パンにチーズをのせてかじったりしている内に、バンは14時半前にはザンビアとの国境、Kazungulaへと到着する。目の前がすぐにイミグレーション・オフィスだ。中に入って、出国のための書類を記入して差し出す。ボツワナに入国した際の書類と同じものだ。それさえ差し出せば、わずか2日のボツワナの出国手続きが完了してしまう。