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ヨルダンからレバノンへ。 – Amman, Jordan

シリアの人は良い人だ、と何度も聞いてきて、行きたい気持ちはいっぱいだけれど、どうにも最近のようすでは入ることが叶わない。そこで、ここヨルダンのアンマンから、レバノンのベイルート経由でトルコのイスタンブールに飛行機で飛ぶことにする。ちょうどベイルートで一泊できるチケットを見つけたので、レバノンに一晩おじゃますることにする。

フライトは夜の7時なので、朝はのんびりと起きて、今日も宿で紅茶にゆで卵、それにチーズとパンと苺ジャムのセットをいただく。

宿から、ローマ劇場まで歩いていく。色のついた砂を瓶に入れて器用に模様をつける店、カフィーヤや女性の民族衣装、硬貨の骨董品、水たばこなどがぎっしりと並べられて売られている。

大きくも訪ねる人のほとんどないローマ劇場から、191年に建てられたという噴水ニンファエウム、そのそばの食料品市場を抜ける。道沿いに数多くの両替商が並んでいる。メッカの絵を入口に貼る店もある。

宿の近くのもう1軒のイラク料理のレストラン、Al Azaiemに入る。ここはヨルダンに来て10年というイラク人男性が営んでいる。トマトとピーマン、茄子のトマト煮込みと豆の煮込み、それに香ばしいご飯3種類、レモンの添えられたサラダにどっさりと置かれたパン。どうにもトマト煮込みがとても旨みがあるのだ。

支度ができたので、クイーン・アリア国際空港に向かう。タクシーをつかまえて、ムジャンマ・シャマーリー・ターミナルへ、そこからバスに乗り換えて1時間ほどのところに空港はある。

空港にも、すっぽりと身体を布でおおったイスラム教の女性は多い。標識に、カフェや銀行などと並んで、モスクの方向まで矢印で書かれている。

ターミナルに入ると、まずは大きな荷物と手荷物のチェックがある。女性は別通路があり、ひっそりと座る担当女性に軽く身体を触られて確認をする。その後、イミグレーションに進む。名前と行き先を確認されただけで、無事に出国スタンプが押される。

ターミナル自体がそれほど大きな建物ではなく、すいすいと移動すればあっという間にゲートまでたどり着く。ピザ・ハットやKFCもあり、ライトもきちんとついていて明るい感じはするものの、高級ブランドが勢ぞろいというわけではない。

搭乗ゲート前にもう一度手荷物確認のゲートがある。ここでも女性専用通路がある。顔を黒い布で覆っている女性も、ここではそれをそろりとはがし、担当女性に顔を見せてパスポートと照合される。