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キルギスを離れる日 – Bishkek / Border with Kazakhstan, Kyrgyzstan

今日はキルギスのビシュケクを離れて、カザフスタンのアルマティに向かう。友だちの従兄弟のアリくんがちょうどアルマティに行くと言うので、一緒に行かせてもらうことにする。

朝ごはんは、目玉焼きやラグマンの麺をあげたもの、それにパンにバターや杏ジャムを塗ってほおばり、チャイをすする。それから、アリくんが食べるからと友だちが作った韓国インスタントラーメン卵とじ、それにシュロも合わせていただく。ラーメンはぴりりと辛く、シュロも発酵していてずしりとくる。キルギスの人たちのお腹は朝から元気だ。

友だちと別れを告げる。またしばらく会えない。

タクシーに荷物を詰め込み、国境まで走ること、約30分。ビシュケクからカザフスタンの国境までは、とても近いのだ。

ずらりと車が並んでいる。国境を渡り、税関を通る車が多いので、ビシュケクからアルマティまでは、直通で行くよりも、国境で乗り換えて行った方が早いとアリくんは言っていた。以前は自分の車を運転して往復していたのを止めたらしい。

グリーン・チャネルとレッド・チャネルで分かれている通路を、アリくんに倣ってグリーン・チャネルを進む。カザフスタンの国籍を持ち、カザフスタンで働きながら、家賃の安いキルギスに住むアリくんは、パスポートではなく、身分証明書を窓口で見せたら通れてしまう。

わたしたちも窓口に行こうとしていると、職員にパスポートを貸してください、と言われて手渡すと、その職員は隣の部屋にパスポートとともに入っていた。そして1分も経たないうちに部屋から出てきてどうぞとパスポートを返される。そこにはビシュケクの出国スタンプが押されていた。とても簡単な出国だ。