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コパン遺跡のキャラクター - Copan Ruinas, Honduras

ホンジュラスへの入国は、25ケツァルを支払い、渡航目的や滞在場所など基本的な項目の書かれた1枚の紙ぺらに記入すれば、すんなりと手続きが終わる。

辺りに両替商は大勢いる。耳の大きく尖ったお兄さんに両替をお願いして、再びバスに乗り込む。そしてバスが、黄色の長いホースから出る洗浄剤に洗われれば、無事にそのまま再出発である。

バスの到着地点は、「コパン遺跡」という名のコパン・ルイナスの街である。国境を越えると、くねくねとした山道に点々と家々が建っているが、それも30分程したら無事にコパン・ルイナスに到着する。

コパン遺跡観光のための町、という肩書きから、観光グッズが町中に売られ、ほぼ欧米人の観光客が街を歩いている様子かと思っていたら、地元で生活しているのだろう人々がほとんどだった。

若い女の子は高いピンヒールを履き、肌を出した格好をして、さくさくと歩いていく。中央公園には小さなクリスマスツリーが飾られている。

まずは、公園に座って、鞄に入れておいたバナナパウンドケーキとCancheおばあちゃんからもらったメレンゲのケーキをほおばる。

町自体は確かに小さいので、歩いてすぐのポサダ・ホンジュラスに部屋をとり、橋を渡ってまた30分も歩けばコパン遺跡に到着する。

遺跡に入る前から、細やかな彫刻が施された石碑がたっている。入口には、ホンジュラスと日本との間に「文化遺産無償資金協力」の調印式が執り行われ、コパン遺跡アクロポリスおよび周辺地域の保存活動に必要な機材などの無償供与、技術協力が開始されたと書かれた碑がたっている。

コパン遺跡も、マヤ文明の主な都市遺跡の一つである。

入口すぐのところに赤と黄、青色の身体に目の周りが白い鮮やかなコウゴウインコがたくさんいて、嘴を手でいじったりしている。

遺跡に見学客がほとんどおらず、夕刻となるとそこにいるのは、グアグア、ピコピコ、もしくはプヒョプヒョ、ブルルルとなく鳥たちとわたしたちだけとなった。「天文台」、「閲兵台」ともいわれる石段の上で、人気のないグラン・プラサやアクロポリスを眺める。

コパン遺跡は、精緻にほどこされたマヤ文字の石碑群でも名が知られており、また「神聖文字の階段」は、階段を構成するブロックのすべてにマヤ文字が刻まれている。

華麗な彫刻やマヤ文字中にもロボット風のキャラクターや、キン肉マン風のキャラクターもいて、なんとも愛らしい。

夕食は、ホンジュラスの名物であるという肉の串焼きピンチョスが食べられるというAsados Copanというレストランでいただくことにする。

ピンチョスミックスという、鶏と牛肉、トマトや玉葱、チリの炭火焼きに、フリホーレス、トマトと玉葱や香草とチリを和えたChimol、こんがりと焼かれた葱、チーズ、ガーリックトーストとトルティーヤが添えられている。ドリンクはホンジュラスのビール、Salva Vidaをオーダーする。ピンチョスの一つ一つの肉はぽってりと大きくジューシーで、炭焼きの香りが口を満たす。

明日の朝食の買い出しをしようと商店を回るものの、宿の近くでは爆竹だけが屋台で販売されていた。