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コスタリカとパナマを行き来する親子 – Sierpe / Palmar Norte / Paso Canoas, Costa Rica

鳥のビービー、ピピピピ、プルプルルという声と、羽を動かすばたばたという音とともに、目覚める。
今日も宿のマリクサさんは、明るく姿勢が良い。

今日はパナマへと向かう。まずはパルマル・ノルテに向かい、そこから国境へのバスへと乗り換える。

シエルパのバス停近くには、明るく強いピンク色の花びらが公園の地面に広がっている。
9時に出発したバスには、昨日コルコバード国立公園を一緒に歩いた女性二人がいた。二人は、60歳くらいであるが、昨日も服を着たまま川にざぶりと入り、元気そのものである。

1時間ほどでパルマル・ノルテに到着し、二人と何度も別れの挨拶をする。

Tracopa社のバスが、10時半に国境に向けて出発する。隣に座った、パルマル・ノルテ出身の親子、CarmenさんとJudithさんに話しかけられた。Judithさんがパナマの大学に通っており、パナマとコスタリカをよく行き来している。パナマとコスタリカの関係は近いのだという。「たった4時間だから近いのよ。」

Judithさんは日本の化粧方法を手本にしているといい、和装をした携帯の写真を見せてくれた。日本の映画はコスタリカでもよく放映されているらしい。

パルマル・ノルテは小さな町だったが、中国人も黒人も多いのだという。

バスに乗り込んでくる商人からJudithさんはミルクとココナッツ、ミルクとお米のCajetaを買って、わたしたちに差し出してくれた。甘くて喉の奥があつくなるようなお菓子だった。

その後も、窓の外に売りにきた商人から、窓越しに塩とレモンをふりかけたバナナのフライや、ミルクとパイナップル、パパイヤ、ミルクを凍らせたナッティ・フルティといったものを次々と渡してくれる。

Rio Claroという川を通りながら、バスは国境へと進む。「次パルマル・ノルテに来るときは泊まりに来てね」とCarmenさんは言った。

二人と別れて、コスタリカの出国手続きをする。
バス停からほど近い場所にあるイミグレーションには、黒に黄色、紫に黄色、赤に黄色、青にピンクといった縁取りのしてあるワンピースをきた女性が数多くいた。

並ぶ列は短い。
ただ簡単な申告書類を作って出国した。

これで、無事にダビ経由でパナマ・シティに向かうはずだった。