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踊りのうまい着ぐるみのいる街 – Cuenca, Ecuador

珍しく朝から青空が広がっている。

いつもの通りにコルドバ通りを西へと歩き、1509年に建てられたラス・コンセプタスの修道院跡を通り過ぎる。

ベジタリアンのレストラン、Natural Vidで、Chaulafanをいただく。エクアドルには華僑も多く、Chaulafan=チャーハンというメニューを時折見かける。山盛りのライスを、グリーンピース、レタス、ピーマン、たまねぎやとうもろこしなどと醤油味で炒めて、最後にアボガドとトマトのスライスを乗せている。Pilsenerビールを近くの店で買い求め、合わせていただくことにする。

今日もMercado Municipal 10 de Agosto市場に行ってフルーツを買い求める。店の女性は、フジモリは悪い元大統領だったのよ、と笑いながら言う。

それから、サン・フランシスコ教会前にあるナッツなどを売る商店でぶどうやナッツのたっぷり入ったグラノーラを、クエンカにもあるスーパーTIAでヨーグルトを買う。

市場の近くの薬局では、着ぐるみが、腰をふり身体をくねらせ、頭を地面につけて、遊びを知っている、ダンスを見せる。うますぎる。

トメバンバ川から一本北に入ったLargo通りを歩く。コロニアルアートなどを展示している煉瓦造りのRemigio Crespo Toral博物館に入った後、メルセー教会に寄る。

人はおらず、ただ一本のろうそくに火が灯っているばかりである。クエンカにもまた教会がいくつもあり、一つの教会に行けば、その先にある青く尖った別の教会の屋根が見えてくるといった具合である。

一度宿に戻った後、近くの商店でチョコアイスサンド、galletopsyを買ってほおばりながら、Pumapungo遺跡を見に行く。

どこにもその説明が書かれていないその大きなインカ遺跡を眺めながら、トメバンバ川の向こう岸に渡って川沿いに歩くことにする。橋を渡るころ、月は雲に半分だけその姿を隠していたものの、やがてまんまるの姿を雲の合間から現した。

月の明かりに照らされながら、橋を渡ってすぐのところにあるEl Vergel教会に入る。新しいつくりのその教会では讃美歌が歌われており、スクリーンにその歌詞を流しながら、皆が歌っている。

落ち着いた雰囲気をたたえるこの辺りは行き交う人もどこか上品だ。軍人病院や、煉瓦で造られた医学学校などが並んでいる。

夕食は、市場で買っておいたきゅうりのようなサボテンの実のフルーツ、トゥナと、甘く透明がかった白に黒い粒の入ったイエローピタヤに、グラノーラと木イチゴのヨーグルトを合わせていただくことにする。