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リマ発アバンカイ経由クスコ行きのバス – Lima, Peru

朝食は、グラノーラに、昨日商店で買ったGuanabanaのヨーグルトをかけ、温かいカモミールティーを淹れていただく。

16時半にはナスカ、アバンカイ経由クスコ行きのバスが出る。4000mを超える峠を越すこのルートは「ハードな道のりで、雨季である時期には甚大な遅延が生じる可能性がある」となかなかに手厳しい言葉があちらこちらで見られるルートである。

宿の周りの薬局で、フアン先生に教えてもらった高山病に効く薬、Acetazolamidaを求めるも見つからなかったので、先生からいただいた4錠のその薬を握りしめて、いつもの通りにブラジル通りからバスに乗り、CIVA社バスターミナルへと向かう。

高山病には水分を多くとるのが良いので、乗車前に大きな水のペットボトルを買う。

食事つきのデラックスバスであっても、飲み物はコカコーラやインカ・コーラといった元気のある炭酸飲料だけのこともあって、その元気な飲み物を身体が受けつけ続けられないかもしれない。

一人一人乗客の顔をビデオで撮影し、車内案内をする映像がテレビ画面から流れ、バスは発車する。

鉄道が走る高架のそばを抜けていく。町はやや荒んできて、乾いた山にぎっしりと古い家が並んでいる。

やがて夕日に照らされた茶色の山々が連なる光景へと変わっていく。右手に海を見ながら、パン・アメリカン・ハイウェイをナスカのほうへと南下していく。看板に人がぶらさがっているのが見える。

夕食は、小さなチキンににんじん、グリーンピースに蒸かしたじゃがいも、ご飯、そしてMazamorraが、口をぎゅっと横に結んだままの、それでもきれいな女性によって配られる。
その後に林檎の炭酸ジュースが続いてまた配られる。

左手の遠くのほうに小さな橙色の灯がぽつりぽつりと見え、あとは時折車とすれ違うばかりだ。