Top > ブログ

年末年始のコスタリカビーチ – Penas Blancas / Liberia / Tamarindo, Costa Rica

ニカラグアのイミグレーションからコスタリカのそれまで、2か所のパスポートチェックポイントがあり、更に奥へと進んでいく。「コスタリカへようこそ」という看板が掲げられ、その横を大きなトラックが砂埃をあげながら、ゲートをくぐっていく。

コスタリカに入国する際、コスタリカ出国後の次の行き先へのチケットがない場合入国にひっかかることがあると聞いていたものの、入国審査はまた基本的な用紙1枚を記入するだけでスムーズなものであった。

入国審査が無事に終わり、首都サン・ホセ行きのバスを待つ長い列を横目に、今日の目的地であるタマリンドへの乗り換え地点であるリベリア行きまでのバスに乗り込む。

バスは、比較的空いている。深い木々に覆われた家がところどころに見える道を進むこと、1時間半、リベリアに到着する。

Transportes La Pampa社のタマリンド行きの次のバスは16時というので、ターミナルでファンタやチョコレートミルクを飲みながら、待つ。

このバスもまた混雑をしていて、立って移動する。
数機の飛行機が停まっている小さな国際空港に立ち寄り、太陽の光で穂の輝いているさとうきび畑を抜ける。

18時半にはタマリンドのバス停に到着した。立ち並ぶホテルはイルミネーションが施され、いかにもおしゃれな様子である。

ここは、年末年始の一大リゾート地であったのだった。
そうとは知らずに、いくつかのホステルに空室の有無を尋ねるも、どこも1月の頭までいっぱいだと首を振る。そして今日はどこもいっぱいだと思う、と口をそろえて言う。

それでも、Pura Vida Hostelにちょうど2ベッドだけ空いていることが分かり、そこに泊まらせてもらうことにする。「タマリンド中で今夜空いているのはこの2ベッドだけだと思うよ」と、宿の男性が言った。

やれやれと荷物を下ろし、隣のレストラン、Dona Lee’sで夕食をいただく。ライスにフリホーレス、Maimaiという魚にサラダのセット。ビールはインペリアル。食べていると、同じ宿の米国人一家がレストランに入ってきたので、一緒にいただくことにする。

レストランを出ると、涼しく甘い香りの風が吹く。乾季であるこの時期は砂埃を防ぐため、道路にmelazaという蜜を塗るのである。それがほのかに甘い香りとなって、あたりを満たしている。

ニカラグア―コスタリカ国境情報

1.グラナダから国境への行き方
①グラナダからRivas行きのバス(C$24.00)
(※市場を過ぎたところを左に入った、ガソリンスタンドの前にバス乗り場があります。)
②Rivasから国境の町Penas Blancas行きのバス(C$20.00)
(※①で到着したバスターミナルから出ます。)

2.国境の越え方
①Penas Blancasに着いたら、国境地域へ入るためのゲートがあるので、
そこに並び、US$1.00を係の人へ支払い、パスポートを見せて入る。
(※ツーリストカードをUS$1.00で売りつけてくる人がいますが、
出国窓口で無料でもらえるので、無視していいと思います。)
②ゲートを入ったら、まっすぐ進んだところにある建物で出国手続。
 窓口でツーリストカードをもらい、記入し、パスポートと一緒に提出。
 US$2.00の手数料を支払う。
③出国手続き後、①のゲートからみて、右方向のコスタリカ側へ歩いて行く。
(約500m。※暑いです。)
(※コスタリカ側に入る時に、パスポートを見せる所が2か所ありますが、
  特に問題ありません。)
(※進行方向右側に、長い列が見えて来ますが、これはSan Joseへのバスチケットを買う
  列ですので、並ばずに、左の建物に入ります。)
④コスタリカの入国手続をする建物でツーリストカードをもらい、
 記入して、パスポートと一緒に提出。

※San Joseへのバスは列に並び、チケットを買う必要があります。
※リベリアまでのバスは、直接バスに乗り支払います。
 すぐに乗れました。空いていました。

◎両替
コスタリカの入国手続をする建物の近くに、両替の人がいます。
1.00コルドバ=22.00コロンくらいで言ってきます。
なんとか頑張ったら、1.00コルドバ=23.00コロンくらいになりました。

ニカラグアからコスタリカへ - Granada / Rivas / Penas Blancas, Nicaragua

宿で今日もガジョ・ピントをいただいてから、コスタリカに向けて出発することにする。昨日の夜はすりすりとその身体を寄せて、ぐっすりと膝のうえで眠っていた猫も、既に起きている。そして、また膝のうえに軽やかに乗る。

果物や野菜、タイヤや金属品などを売っている市場は、朝早くから人々が働いている。

白い鶏と茶色の鶏、それぞれの色に分けられて二つの籠にぎゅうぎゅうと詰め込まれて売られている。

国境行きバスの出るリバスまで、定刻の8時にほぼ満席のバスが出発する。隣に座っていた女性は出発の際に顔の前で小さく十字をきる。

昨日、イスラエル出身のLironくんが言っていた「国境などなくなって、一つの世界にそれぞれ違うカラーの地域ができれば良い」という言葉を反芻する。イスラエルでは、常に次にいつ戦争が起こるのか、という会話が出てきたりするのだという。

そんなイスラエルからLironくんは離れることを決めた。家族は大切だけれど、ぼくは自由なんだ。そしてぼくは地球人だ、と長い睫毛の目を見開いたまま、言った。

バスが到着したリバスにもまたにぎやかな市場がある。

そこから国境のペニャス・ブランカスまでのバスは、より一層混雑をしていて空席はなく、立つ。道路わきには爆竹を売る店舗が並び、その横にネクタイをした人形が置かれていたりする。

茶色の馬が棺をひき、その後に大勢の人が列を成して追っていくのが見える。軍事施設のわきを通り、ずらりと並ぶ風車を眺め、牧場が続いた後、チョコレート色の大きなニカラグア湖が再びその姿をのぞかせる。

1時間ほどで国境に到着し、細いゲートに並んで1ドルのチケットを購入する。
そのゲートをくぐると、明るい音楽が流れる、なにやら公園のような場所があり、そこが入出国管理事務局なのである。

無料であるはずの出国用用紙の束を片手に、それを1枚1ドルで売ろうとする人々がいる。
簡単な用紙に必要事項を記入すれば、ニカラグア出国である。