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ごちゃまぜパナマシティ – Panama City

黄金の祭壇をもつサン・ホセ教会で、かつてイギリスの海賊ヘンリー・モーガンが古都パナマを破壊した際に、しっくいを塗ってその祭壇が守られたという話を聞く。

パナマ・シティのメイン通りであるセントラル大通りを旧市街であるカスコ・ビエホから新市街へと歩くことにする。

エレーラ広場では、男性たちがボードゲームにいそしんでいる。
道には、多くの靴屋や品揃え豊富なスーパー、インド、中国、パナマのテイストがごちゃまぜになって売られているSol de la India、「痛い」「楽しみ」「気楽」「復讐」「葬儀屋」といった日本語をほる刺青屋、金色の招き猫などが街を賑やかにしている。

小さな噴水には鳩が集まり、時折、オレンジや黄色、紺色といった鮮やかな民族衣装を着たクナ族の人々が行き交う。

5月5日広場を過ぎ、ガンジー広場を見た後辺りから、切り花や野菜、果物が売られている市場が立ち並ぶ。周辺には「上海市場」という名の市場もある通り、中華系の人々が営む店も多い。

5月5日広場からまっすぐに歩いていけば、新市街の中心と言われる、エル・パナマホテルやクラウン・プラザ付近に出るはずだったが、ところどころで道をはずしていて、どうにも治安の悪い雰囲気に包まれる。

幾度か方向修正をしながら、3時間程歩いてクラウン・プラザとそのそばのカルメン教会にたどり着く。

パナマ・シティの新市街といえば、旧市街からその高層ビルが見えるエリアであるが、その中心にいたっても、人よりも車が多い場所であって、車のヘッドライトが光る以外、ひっそりとしている。

それでも更に進んでいくと、ようやく店やレストランが並ぶ一角にたどり着き、ニコス・カフェで夕ご飯を食べることにする。

お勧めをしてもらったこのカフェは、カウンターに並んでいる食べものを選んでいくという形式をとっている。

骨付きの雌鶏肉や芋の入ったパナマのスープ、サンコーチョに、チーズパスタ、ガーリックトーストとライスをオーダーする。このレストランにもビールは置かれていなかった。

この付近は治安が良いが、旧市街であり世界遺産にも登録されているカスコ・ビエホには地元の人も夜には行かないよと言われる。

そこで帰りはタクシーをつかまえて帰ることにする。運転手は、朝は水道関係の仕事をし、夜はタクシーの運転手をしていて、朝の5時から夜の11時まで毎日働いているのだという。

道すがら、現在建設中だという地下鉄を指さした。パナマでは、たくさん働かないと、収入が少ないんだ、と運転手は言った。