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歴史とハチとともに眠る。- Monte Alban, Mexico

今日は世界文化遺産にも登録されている中央アメリカ最古の遺跡、モンテ・アルバンに行くことにする。

バスに乗って約30分程の場所にあるが、昨日市場で買っておいたスモモに似たフルーツCivguelaをかじりながら道を歩いているときに声をかけられたAutobuses turisticosのバスに乗って行くことにした。

モンテ・アルバンはサポテコ人が山の頂上を平坦にして造られた。辺りを見渡すことのできるその場所は経済、防衛面で有利であり、以前は宗教儀式の場としてのみ利用されていたところが徐々に人々が集まってきて最盛期(500~750年)には人口は2万5000人にまで増加したという。

南のピラミッドの上に立つと、それを体感することになる。
山の上に巨大な遺跡が並び、周りにはオアハカ盆地が広がっていて、
家々が立ち並んでいる。

思いのほか、観光客も少なく、
北のピラミッドの上に広がる芝生でしばらくお昼寝をすることにした。

最盛期を迎えた後850年頃からモンテ・アルバンは次第に放棄され、
その後ミステコ人によって埋葬の場として利用されるようになった。

そんな歴史とハチの飛ぶ音に囲まれて、眠る。

昼寝を終えると、ドイツからの観光ツアー客が来ていた。
そういえば、ここオアハカはメキシコの中でも観光地として名高いのだと思うが、
世界中で増えていると思われた中国や韓国の旅行者をまだ見かけていない。
メキシコ・シティの宿では、昨年までは中国の観光客も多かったが今年は少ないと言っていた。

こうしてずいぶんとゆっくりした後、市内まで帰ってきて、
サンクリストバル・デ・ラスカサスまでのバスチケットを試行錯誤のうえ購入する。

オアハカ名物のモーレ料理をいただきに、お勧めをしてもらった
La Ollaレストランに入る。

卵を鶏肉で包み、モーレソースをかけてライスを盛った
Mole negro de fandangoをオーダーする。
ここも裕福な西洋人観光客が多いレストランであった。

オアハカにいれば夜に公園を横切ることもできるのだ。