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カリブ海という名の海と、ステキリゾート、カンクン。 – Cancun, Mexico

カンクンからはキューバのハバナにフライトが飛んでいる。次の目的地キューバに行くための準備や下調べをした後、ステキリゾート、カンクンの町へと繰り出す。

ダウンタウンにある、中華とメキシカンがミックスされた店先で海老と魚の入ったタコスが焼かれており、吸い込まれるように、それを注文する。サラダもシーフードも、とてもうれしい。近くのLa MICHOACANAというアイスクリーム屋さんのチョコチップアイスにまた吸い込まれ、注文する。二つもボールの乗っかったアイスクリーム。

それから、ようやくカリブ海と名のついた海を拝見しに、バスに乗る。
カリブ海。響きが素敵に過ぎる。

ダウンタウンからはルート1というバスが、高級ホテルエリアまで24時間走っている。その庶民の足、ルート1は、ウェスティンやリッツ・カールトン、巨大リゾートホテルがどんどこどんと、続いていく道をぐんぐん進んでいく。カルティエやヴィトンなども入ったラグジュアリー・アベニューというくらくらする名前のショッピングエリアも勢いよく通過していく。

宿の人に勧めてもらったEl Mirador / Playa Delfinesという場所で降りる。
メキシコでは屋外でアルコールを飲めず、革命記念日であろうと、みな律儀にソフトドリンクを片手にした。でもここでは、コロナを片手にした人々を見かける。別世界なのだ。

カリブ海にポンと、手で触れる。
思っていたより、海の色は青く、水は温かかった。
白い砂浜に座り、日が沈み空の色が暗くなっていくのを眺める。
空に星が一つ、二つと増えていく。飛行機が何台も光を放ちながら、飛んでいく。
この先には、キューバがある。

しばらくぼんやりした後、高級ホテルにちょっぴりお邪魔する。
バスに再び乗り込んで ダウンタウンのQuesadillas Tierra del Solというお店でMollejasとCuitlacocheのQuesadillaと鶏肉のEmpanadaを注文する。このお店には、ビールは、ない。

パラパス公園では昨日の革命記念日イベントの後片付けが始まり、遊園地は解体作業が行われ、子どもたちはその横で小さな車を乗り回している。

宿に帰ると、今日マイアミへの飛行機に乗る予定だったイギリス人のおじちゃんが、アメリカから自国(イギリス)までのチケットを持っていないとアメリカに入国できないと言われて乗れなかったとつぶやいて戻ってきていた。そして受付のお兄ちゃんは、遅くまで日本のアニメを見ている。

国家が何をしてくれるかではなく、国家のために何ができるかを問おう。

国の政策は、基本的には愚民政策で、
国民には、あまり賢くなってもらいたくないものなのかもしれない。

国、というか、大きな力をあまり信じていると、
人の能力や精神が、潰されてしまう。

大きな力が与える情報を疑い、自分の能力を信じた方がいい。
その国に生まれたことが、運命だとは、思わなくてもいい。
行きたい学校を選ぶのと同じで、
自分がどこの国に住みたいか、選ぶ自由が人にはある。
多くの人にその国にいてほしいのであれば、
国は集客に努めるべきだと、僕は思う。