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ボリビアの海外青年協力隊 – Santa Cruz, Bolivia

今日は、カテドラル前でともみちゃんと待ち合わせをする。晴れた日曜の昼、カテドラルには人々がびっしりと座り、ミサが行われている。

近くのJet-Setという店でサルテーニャを買い、タクシーに乗って、お家へお邪魔する。その家は、校長先生をしているという日系人の方がオーナーだといい、偶然お会いし、ご挨拶をする。

きれいに整えられた家でボリビア産のコーヒーと、買ってきたサルテーニャをつまむ。美味しく淹れられたコーヒーに、肉汁がたっぷり、皮はさくっとしたサルテーニャを、涼しい部屋でいただく。   

そこからタクシーに乗って、お勧めだという中華料理店、Mandarinに連れて行ってもらう。多くのボリビア人で賑わう店内で、2階の席に座る。ワンタンスープに、魚と肉と野菜の炒め物や豆腐の炒め物を注文する。

たっぷりとソースのかかった中華料理はどれもご飯がすすむ味付けで、合わせてオーダーしたHuariビールもぐびぐびとすすんでしまう。

こちらの人々はビールもワインも、コカコーラをはじめとする炭酸飲料もよく飲むのだという。女性でぷっくりとした人が多いのはもしやすると美意識のせいではないかとも思ったものの、それは違うという。逆に糖尿病などの問題も出てきているのだという。

地元の人々は、昼食を多くとり、4時ごろにパンなどの間食をして、夜は簡単に済ませることが多いのだという。

バスに乗って、再びともみちゃんの家へと戻る。家にはインターネットもつながり、本棚には、専門である特別支援の本がずらりと並べられている。

じっくりと、海外青年協力隊としての仕事の話を聞く。
例えば、生徒たちに、他の子を叩くことは悪いことだと伝えるにはどうしたらよいのだろう。そう問いかける。すると答えが返ってくる。その子の好きなものを取って、叩いてはダメだと伝え続ける。

自閉症の子どもは、変化というものに強くないのだという。だから、先の予定をきちんと示すことが大切なのだそうだ。じっと我慢をすること、時にはパネルなどに絵を描いて示すことが重要だと、自閉症の子どもと日々接するプロは、言う。

ボリビアではまだ障害のある人々に対する保護制度が確立しておらず、これからなのだそう。障害者手帳をどうこれから活用させていくのか、という段階に、ある。

日本から遠く離れた国で、活動をしていくのは、簡単なことではない。きっと言葉にならない苦労もあっただろう。それでも、チャーミングな友だちは、いつだって変わらずに、真剣で、前向きだ。本人はいたって謙虚だが、JICAペルーの2012年のカレンダーにだって、写真が載ったのだ。

お家にずいぶん長いことお邪魔をして、かっぱえびせんまでいただいて、宿に戻ることにする。

おなかもいっぱい、あたまもいっぱい、空の晴れわたる一日だった。