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遅延したフライトと、カウチサーフィン生活 – Chengdu, China

朝はホテルに備えつけのコーヒーにクッキーを口にして、そのまま空港へと親を見送りに向かう。ホテルがタクシーを呼び出してくれていたので、それに乗って、空港へ行き、ANAカウンターでスムーズに手続きを終える。ホテルが朝食をつめてくれていた、サンドイッチやらコカコーラやらマフィンやらを食べながら、時間を待つ。

日本に戻るまでの別れを両親に告げて、空港のラウンジから、飛行機が飛び立つのを待つ。ところが、他の飛行機は次から次へと飛んでいくのに、ANAのフライトがなかなか飛び立たない。

どうやら尖閣諸島問題が影響しているらしい。

“政府は、11日の閣議で、沖縄県の尖閣諸島について、平穏かつ安定的に維持・管理するため、島の購入費用として今年度予算の予備費から20億円余りを支出することを決定し、11日午前、地権者側と契約書を取り交わし、国有化しました。”- NHK ニュース

1時間半ほど遅れで、フライトはようやく飛び立っていった。後から聞いたところによると、9時には着席をしてスタンバイ状態にはいっているのに、それから1時間半待たされたのだという。

リムジンに乗って、市内へと戻る。
あっという間の4人旅だった。

こうして世界旅の残りの日々が続いていく。市場の路上の串串香を食べる。これは火鍋の簡易版で、串に刺したものを鍋につけ、その後、辛味をつけて食べるのである。

決して清潔だとはいえない屋台のそれは、一口サイズのもので、若い女子たちが、おやつがわりにおしゃべりをしながら食べているのである。地面に鞄を置くことさえためらわれるような中で、女子たちは楽しそうだ。

お腹のまだ満たされなかったわたしたちは、商店でチョコアイスやパンを買い求めて、それをほおばりながら、ショッピングモールを散策する。

ここには、服をめくりあげてお腹を出したおじさんも健在である。

今晩から、カウチサーフィンでチャーリーさんのお宅にお邪魔をすることにする。大きなバックパックを背負って、バスに乗り、バスを降り、手土産のお菓子を買って、チャーリーさんの家を探す。

それがなかなかに見つからない。あちらこちらに場所を尋ねて歩く。ある女の子が、一緒に探してくれる。そして、もっちりとした餃子を買ってきたかと思えば、私たちにそれを手渡し、食べていて、と言う。そして商店に入って水のボトルを買い、それを飲んでいて、と言う。そして場所を聞いてくるから、待っていて、と言う。

おかげで、ようやく、チャーリーさんの家を探し出すことができた。チャーリーさんの家は、広々としていて、中国でのビジネスが成功しているのを推測させた。中国の人と組んで、ビジネスをしている。中国では、それがとても大切なのだ。

チャーリーさんは、私たちが遅くなったのを気にするふうでもなく、カウチサーフィンをされることもまた、慣れているふうだった。

こうして、チャーリーさんお勧めの地元中華料理店に行き、宮爆鶏丁や、干[火扁]土豆絲や虎皮青椒にご飯、ビールをオーダーする。