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北京に帰ってきた – Beijing, China











列車は、新幹線なみにピカピカで快適なもので、最近の中国の発展を象徴するようだったものの、到着近くの朝の9時前になると、洗面所にはゴミが捨てられて詰まっており、辺りはペットボトルなどが散らかっていた。

ピカピカの北京南駅に到着した。北京に戻ってくると、感慨深いものがあって、この世界一周の旅が大きな最後の一区切りに差し掛かったことを感じた。ここが到達地点の一つだと思った。ほっとした。











私たちは、これから先のルートをまだ決めかねていて、ロシアに行けるかと大使館を訪ねながら、ビザの都合上中国からロシアに入るよりも日本から入るほうがずいぶん入りやすいことを知り、北京に住む友だちの家へと向かう。











北京の街には高層ビルが立ち並び、新しい建物も多い。
迷彩服の軍人が行進をしている。
日本料理屋には「釣魚島は中国固有の領土です」と、中国国旗とともに掲げられ、日本語の店名も国旗で覆われて見えないようになっていた。

友だちご夫婦は、旦那様の仕事の都合で北京に住んでいて、
そのお家はホテルさながらのおもてなしで溢れていた。
この1年弱の大荷物を抱えた私たちをおにぎりやお吸い物、
たくあんといった日本料理でもてなしてくださり、
もうただただ感激しっぱなしだった。

これほど心休まる日は、日本を出発してからなかったのだ。











夕食近くになり、外に買い物に出かけると、セブンイレブンも今日は急遽営業停止していて、中国国旗が掲げられているのを見る。

夕食は旦那様もお帰りになり、またお鍋やグラタンや唐揚げや煮物に、ビールをあわせて、もうこれ以上の幸せはない、といった具合になった。